iPhoneのコネクター修理
iPhoneのコネクター不調が引き起こす症状
iPhoneのDockコネクター、またはライトニングコネクターの調子が悪くなると、充電できなかったり、パソコンとの同期をしようとケーブルを繋げても認識しなかったりする症状が出てきます。電池パックが内蔵されているので、別途電池のみを充電することは出来ず、困り果ててしまう事態になりかねません。
充電できない状態に陥った時には、最初にケーブル端子とコネクター部分を綺麗に掃除してみましょう。端子がむき出しの状態で接続出来るように作られているので、カバーを普段から付けて使うことは想定されていません。定期的なメンテナンスとして、綺麗に掃除したことが無ければ一度試してみる事をおすすめします。ほこりなどを取るだけで、正常に作動する可能性も十分あります。
またパソコンと専用ケーブルで接続した時に、「このアクセサリーは使えません」という表示が出る場合には、ケーブルを純正または公認ケーブルに交換する事で解決する事もあります。
ケーブルの掃除や交換をしても充電できない、パソコンが端末を認識しない状態に陥っている場合、コネクター部分の故障が疑われます。機種によってはスピーカーと一体成型されていることもあるので要注意です。iPhoneで電話が出来ない、またはスピーカーから音が出ない場合も、原因がケーブル接続部分にあることも考えられるからです。
重要な部品だけに、日頃から汚れを溜め過ぎたり、負荷が掛かり過ぎないように大切にiPhoneを扱うことで、少しの不調もすぐに気が付くことが出来るでしょう。
iPhoneのコネクタが壊れる原因
iPhoneの接続端子が壊れる原因には、主に3つの事が考えられます。最も破損原因として深刻なものは、水濡れや結露による基盤の腐食です。利便性を高めるためにコネクター部分にはカバーが用意されていません。毎日帰宅後には、パソコンと接続して同期するように設計されていることから、カバーを取り付けてあると利便性を損なうからです。端子部分を掃除する習慣がある人はさほど多くないことも影響しています。
また、iPhoneのコネクター部分に負荷が掛かってしまうと、壊れる原因となってしまいます。Dock端子の時代には1点に力が掛かり過ぎることは少なかったわけですが、ライトニング端子になってからは接続部分が小さく細いので、本体の重量ですら繰り返し力が加わると断線や接続口部分が破損してしまうことがあります。
一方、iPhoneのコネクター部分の基盤自体が破損する原因には、外部の影響によるものが少なくありません。モバイルバッテリーを利用している人が多い者の、急速充電タイプを利用すると、内部の電池パックに負荷がかかってしまい発熱量も多い傾向にあります。
日本国内ではブックタイプのカバーを取り付けている人が多いので、内蔵電池パックから出る熱が本体内部に篭ってしまい排熱が追いつかずに基盤の劣化が早く進むことがあります。国際的には本体はむき出しで使うことが一般的で、設計段階でカバーによる排熱不良は考えられておらず、日本独自の故障原因として熱に寄る影響が懸念されています。半導体は自ら発熱する反面、熱に弱く高熱にさらされる時間が長いほど劣化速度が早まる特徴があるからです。
iPhoenのコネクター修理はどこに出すのがオススメ？
iPhoneのコネクター部分の破損が確認された際には、最後にパソコンと同期した時点までのバックアップデータで満足出来るならば、iPhone修理正規サービスプロバイダーへ依頼する方法があります。
正規店では、修理完了テストを行なうために必ずデータは全て消去されます。個人情報保護を徹底する意味合いと、データが内部に存在している状態では起動テストを完了出来ないからです。全て初期化された状態で修理をしても良いと考えるならば、正規店へ依頼することが出来ます。
一方、iPhone修理を行なう際に、コネクター端子部分だけであれば、パーツを仕入れて自分で部品交換出来ると考える方もいらっしゃいます。正規品や純正品と同等品質のパーツを安全に入手出来れば良いですが、iPhoneはモデルチェンジごとにより薄く部品も小さく精密部品の密集度が高まっているので、ケーブルの引き回しが難しくなっています。ケーブル1本断線させるだけで動かなくなるリスクと、パーツの初期不良割合を考えると、自分で修理するのはハイリスクと言えます。
iPhone修理を行なう際に、手軽で安全に修理するためには街中にある修理専門店に依頼すると良いでしょう。修理に関しては技術力を持ったスタッフが、指定されたコネクター端子部分の交換のみを依頼する1点からの修理も可能です。何より嬉しいこととして、データが格納されているフラッシュメモリ部分には一切触れずに作業を依頼出来るので、データを初期化する作業は行いません。元々データ破損している状態でなければ、データはそのままの状態で戻ってくる可能性が高くなります。
iPhoneのコネクター部分が破損した際には、正規店ではデータが全消去されてしまいますし、自分でパーツ交換をする際には慣れない作業でリスクが伴います。修理業者で修理を依頼すれば、データ消去作業を行わずに必要な修理箇所のみを依頼出来るので、リスクが少なく手間も掛からないので、早めに修理業者に依頼する事をおすすめします。