iPhoneが反応しない/タッチパネル不良
画面が反応しなくなった際、まず試してみる事
画面が反応しなくなった際、まずはiPhoneの画面をきれいに掃除しましょう。指で操作するiPhoneには常に微量の皮脂や水分が付着しています。油分・水分はタッチパネルの大敵で、これらのせいで指の動きを正確に感知できない場合がありますので、眼鏡ふきのような柔らかい布で画面に傷がつかないように優しく画面全体を拭いてください。
これでも症状が改善しない場合は、iPhoneを再起動してください。iPhoneの上部(機種によっては右上)にある「スリープボタン」を数秒間押し続け、表示されたスライダを右にスライドしてください。
もし、スライド自体ができないような状態の場合は、強制的に電源をOFFにする必要があります。「スリープボタン」と「ホームボタン」を同時に10秒以上押し続けると、Appleのロゴマークが表示され、強制的に電源をOFFにすることができます。
再起動をすることで、内部のプログラムやメモリの不具合が解消することがあり、これによって画面が反応しないという症状が改善することがありますので試してみましょう。
また、もし画面に保護シートを貼付している場合は、保護シートを外してみてください。分厚いシートの場合、シートが悪影響を及ぼしている可能性もあります。薄いシートであれば問題ないことが多いのですが、保護力の高いシートではその分指の動きを感知しにくくしていることもありますので、試してみてください。
画面が反応しなくなった際にやってはいけない事
iPhoneのタッチパネルが反応しなくなると心配になりますし、その状態がいつまでも解消されないとイライラしてしまうことがあります。こうなると冷静な判断ができなくなり、藁にもすがる思いでネット上の真偽不明な対応を試したくなるものですが、決して素人療法で対応しようとしないでください。
例えば、昭和時代のTVのようにiPhoneを叩いても症状が改善することはありません。スマートフォンはデリケートな機械ですので、強い衝撃を与えるとさらに症状が悪化する可能性が高まります。
また、画面を直接水洗いすることも絶対にしてはいけません。iPhoneは機種によっては防水性能がありませんので、水洗い=水没と同様の状況になり、さらに状況が悪化します。さらには、ドライヤーで熱を加えるということも絶対にやめてください。熱を加えても状況は改善しないばかりか、発熱によって本体が破裂する危険性もあります。
iPhoneのタッチパネルは、衝撃や濡れ、湿気によわく、画面が反応しない場合の原因はほとんどの場合はこれらが原因であることが多いため、乱雑な扱いをしてしまうと症状をさらに深刻にしてしまう恐れがあります。iPhoneの筐体はある程度の保護能力を備えてはいるものの、タッチパネルや機器内部はとても繊細なものですので、どんなにイライラしたり、慌てたりしたとしても、これらのことだけは絶対にしないように気をつけてください。
タッチパネルの修理費用
もし、何かしらの外傷等ではなく、iPhoneのタッチパネルが反応しなくなってしまった場合は、購入後一年間であれば修理費用はかかりません。この場合は、使用しているものと同一機種・色の新しいiPhoneと取り替えとなりますので、金銭的な負担は全くありません。
不具合のあるiPhoneにあたってしまったという不運もありますが、金銭的な負担がなく問題が解決したと喜ぶべきかもしれません。
一方、使用者の過失によってタッチパネルに不具合が生じた場合は、交換ではなく、有償修理となります。落下や水没などによってタッチパネルが反応しなくなり、パネル交換が必要になった場合、「AppleCareに加入しているかどうか」によって費用が変わってきます。
購入した際に「AppleCare」に加入している場合、初期不良の場合のiPhone本体の無償交換、消耗したバッテリーの無償交換が受けられます。画面破損については、AppleCareに加入していない場合、12,800円~14,800円が必要となりますが、加入している場合は3,400円で修理することが可能です。
また、その他の不具合も併発しているような場合、加入していない場合の修理費用は26,800円~34,800円、加入している場合の修理費用は11,800円(2年間で最大2回まで)が必要となります。なお、AppleCare加入料金は12,800円~14,800円に設定されています。
iPhone修理については、AppleStoreなどの正規店は常に混雑しているため、iPhone修理専門店のほうがすぐに対応してもらう事ができます。
価格も安く、技術も同等ですので、近くにiPhone修理専門店があれば相談に行ってみることをおすすめします。